おまとめや借り換えに選んではいけない業者とは

おまとめや借り換えに選んではいけない業者

「おまとめ」は複数社の借入を1社にまとめる事で、煩わしかった返済日や高い金利を低いところに借り換えたりできるというメリットが有りますが、中には「無理な借り換えをしてしまい、現状より悪くなった」という人も少なくないようです。

 

おまとめでうまくまとめられればメリット一杯なのですが、なぜそんな結果になってしまったのかと言えば、理由は簡単で、おまとめに不向きな業者を選んだ事が大きな原因です。

 

おまとめに積極的でも借り換えに向いているとは限らない

たとえば、「おまとめすればこんなにお得!」という広告を出しているカードローンの業者が最近増えています。しかし、それらがすべて「おまとめ」に向いているかというとそうでもなく、なかには、おまとめに不向きな業者も混在します。

 

おまとめに選んではいけない業者とは

まず、おまとめ先として選んではいけないのは当然ですが「今借りている金利より高くなる業者」を選んでしまう事です。おまとめする目的のひとつとして、高い金利から低い金利に借り換える事です。

 

金利を比較する時は下限金利で比較するのではなく、上限金利で比較しなければなりません。

 

複数のカードローンをまとめて借り換える場合は、今借りているカードローンの加重平均金利を計算する必要が有ります。

 

加重平均金利とは、年間利息の合計金額を借入残高で割る事で算出される金利です。

 

計算方法は、たとえば

キャッシング会社 現在の金利 借入残高
プロミス 17.8% 30万円
アコム 18.0% 40万円
レイク 18.0% 50万円

 

とした場合、

3社の年間利息は、(30万円×17.8%)+(40万円×18.0%)+(50万円×18.0%)=215,400円

 

この利息総合計215,400円を借入残高の合計で割ると215,400円÷120万円=17.9%となるので、上限金利17.9%以下に借り換えないと、おまとめにならないので、複数社からの借入は加重平均金利で確認する必要があります。

 

毎月返済額が少ない

勘違いで多いのが、「おまとめすれば返済が楽になる」という事です。確かに毎月返済額が少なくなれば、生活は楽になります。ただ、毎月の支払いが楽になったからと言って油断してはいけません。毎月返済額が少なくなった事で、返済期間が長くなり結果的に総返済額が増えたということもあります。

 

上記の例から、「プロミス」の毎月返済額11,000円、「アコム」13,000円「レイク」7,000円の合計は31,000円となります。借入残高120万円を金利17.9%、毎月返済を31,000円で借りると、返済回数は59回、利息は603,417円になります。

 

120万円の借入残高を金利15.0%毎月返済31,000円に借り換えると、返済回数は54回、利息は450,494円になります。同じ借入残高で毎月返済額を25,000万円にすると、返済回数は74回、利息は643,989円になります。

 

このことから、毎月返済を6,000円減らしただけで、利息総合計が193,495円増えた事になり、総返済額も増えるので、毎月返済を減らす時は、いくらまでなら利息が増えないのかを計算する必要が有ります。

 

消費者金融のおまとめはメリットが少ない

消費者金融には「おまとめローン」と言う商品が用意されています。

 

消費者金融 商品名 年利 融資限度額 返済回数
プロミス おまとめローン 4.5%~17.8% 1~500万円 1~120回
アコム 借換え専用ローン 7.7%~18.0% 1~300万円 2回~162回
アイフル かりかえMAX 12.0%~17.5% 1~300万円 最長10年
アイフル おまとめMAX 12.0%~15.0% 1~300万円 最長10年

 

消費者金融の「おまとめ」は総量規制の「例外」に当たるので、年収の3分の1を超えても融資が受けられますが、「おまとめ専用ローン」は、

  • 銀行カードローンと比べると借り易い。
  • それほど金利が下がらない。
  • 専用ローンを利用すると返済専用の為、それ以降新たな借入が出来なくなる。

というようなメリット・デメリットが有ります。

 

銀行カードローンの場合、「おまとめ」と言う商品を扱っているのは一部の銀行だけで、ほとんどのカードローンは一般ローンを「おまとめ」として利用できます。

 

カードローン名 実質年利 融資限度額 120万円の実質年利
オリックス銀行

カードローン

1.7%~17.8% 800万円 最大14.8%
三井住友銀行

カードローン

4.0%~14.5% 800万円 最大12.0%
三菱東京UFJ銀行

カードローン

1.8%~14.6% 500万円 最大12.6%

 

消費者金融でまとめた場合の金利を比較すれば、明らかに銀行カードローンの方が金利を抑える事が出来ます。

 

特に注意が必要なのが闇金業者

都道正規の貸金業者は府県知事の許可を得て、登録番号をもらっていますが、「闇金」と呼ばれる違法業者は無許可で「おまとめ」や「借り換え」を希望している人をターゲットにしています。

 

貸金業者が広告を掲載する時は、登録番号や商号、所在地、代表者名、代表電話番号などを明示しなければならない決まりになっています。その記載内容を控えておき、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」から登録番号や商号などを入力して検索すると、該当する貸金業者があれば表示されます。

 

検索結果の内容と広告の記載内容が違うときは、正規の消費者金融ではないので、怪しいと思えば手を出さないことが重要です。「闇金」に引っかかってしまうと、自力で解決できず、弁護士や警察へ相談しなければ解決できなくなってしまうので、くれぐれも「闇金」にかかわらない事が重要です。